セイアッド・ウォード
二つ名 | 月下のセイアッド | |
年齢 | 20歳 | |
誕生日 | 霊2月13日(4月12日) | |
身長 | 173cm | |
出身地 | 南洋諸島のはずれにある小さな島 | |
種族 | ヒューラン/ミッドランダー族 | |
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守護神 |
ニメーヤ |
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メインジョブ |
暗黒騎士 |
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サブジョブ |
ナイト、占星術師、白魔道士、竜騎士、侍、踊り子、赤魔道士、召喚士 |
南洋の小さな島で生まれ、穏やかな環境のなかで育つ。
元冒険者である両親より常日頃から冒険譚を聞かされていたため、成長するにつれ海向こうの世界に憧れを抱くようになっていった。
成人をきっかけに、両親や島の人々から惜しまれつつも冒険者としての第一歩を踏み出し、海の都リムサ・ロミンサより旅を始めることになる。
穏やかな性格である上に超がつくほどのお人よしで、それ故に面倒ごとに巻き込まれることもしばしば。
戦う理由も基本的に「人の笑顔が好きだから」。基本的に性善説で生きているため、人の悪意に対してかなり鈍感である。
一人称 | 俺 |
二人称 |
親しい間柄、子ども相手:君 |
呼び方 |
通常:○○さん |
<補足>
○○さん:目上、敬っている相手
(例 ヤ・シュトラ、ウリエンジェ、ミンフィリア)
○○ちゃん、くん:年下、もしくは小さい生き物
(例 リーン、フェオ)
呼び捨て:わりとふざけられる相手、完全に背中を預けられる人
(例 サンクレッド、アルフィノ、アリゼー、イダ、パパリモ、オルシュファン)
<好き>
きれいなデザインの服
裁縫師の母譲りか、美しい/かわいい系統の服が好き。よく裁縫師ギルドのローズと話し込んでいるのを数々の冒険者に目撃されている。
仲間や友だちと過ごす時間
『暁』の拠点やFCハウスで、思い思いに過ごすメンバーを眺めるのが趣味。
<嫌い>
難しい話、論理的な分野の勉強
出身の島に学校がなく、有志の大人による私塾で学んでおり、学力レベルは基本的な読み書き計算ができる程度。そのため、魔法の学術的な話や賢人たちの話にはついていけず、苦手意識が強い。
弁が立つ人
知識がなく人を信じやすい性質もあり、言いくるめてくるような人間が苦手。仲間であれば心強く思うが、一方的に話のペースに乗せられてしまうために忌避感がある。
<得意>
裁縫
これもまた母譲りで、毎日のように作られる服を見て自分も作りたい、と思い触れるようになった。エーテルの感知能力が高く、人の表面を覆うエーテルからざっくりとした寸法を割り出せるという地味な特技がある。
魔法全般
だいたいのことを感覚で理解していることと、体内エーテル量が膨大なこともあいまって、「魔力を放出する」というシンプルなことは大得意。護り手として動けるのも、攻撃魔法を扱う感覚で自身の周囲にエーテルを放出したものが、防御のような効果を発揮しているため。
しかし寝起きのときだけはコントロールが不安定で、カーバンクルを召喚しようとしてエーテルの流し方が雑になり、自身の背丈ほどの大きさのカーバンクルに潰される日がしばしばある。
子どもの相手
島に子どもが少なく、学校も有志の私塾ひとつしかないことから「年長が年少と遊んでやる」といった風土が強く、セイアッドも例に漏れなかった。
とくに面倒見が良く「セイ兄ちゃん」と呼ばれ親しまれていた。冒険者を目指せたのも、年下の子どもたちにせがまれて抱っこやおんぶをしているうちに身体が鍛えられたため。
<不得意>
絵を描くこと
デザイン図を起こさないタイプなので、服は作れるわりに絵は全く描けない。
以前、島の子どもに絵を描いてやったところ、ある子にはチョコボ(と本人は思っている)の絵を指して「モルボルの絵うまいね!」と言われ、ある子には泣かれ、泣いたことがある。
擬音を使わない説明
感覚を自分の中で咀嚼する前に身体が動いているため、人に説明する際に言語化することがすこぶる苦手。
説明自体もいまいち要領を得ず、それが必要になる場面は大抵アルフィノに任せている。
お酒
好きでもなく嫌いでもないが弱いほう。
笑い上戸で、飲ませておくとしばらく笑いながら喋り続けるが、突然黙ったかと思えばそのまま寝る。
『暁』メンバー同士で飲むと大抵サンクレッドかエスティニアンが回収することになる。
食べ物
海に囲まれて生きてきたため、いわゆる地中海料理が実家の味。魚介類のほうが好みではあるものの、冒険者となってからはスタミナのために肉をよく食べるようになった。
自分でも料理を作るため、各地で美味しいものに出会うたびにメモを取っている。いつか実家に帰ったとき、両親にさまざまな国の料理を振舞うのがささやかな夢。
モンスター/ミニオン
聖モシャーヌ植物園で出会ったコロポックルの存在に衝撃を受け、こっそりコロポックルの幼獣を連れて帰る。
以来ずっとミニオンとして連れ歩いていたが、禁断の地エウレカ・パゴス帯にて見かけたユキンコに二度目の衝撃を受け、心を奪われた。
他にも猫系の動物が好きで、たまにファットキャットの腹部を吸っている。
巴術の門を叩くべくリムサ・ロミンサから旅を始めたところは同じ。そして黒渦団に属しながら冒険者をしているうちに、タタルからスカウトされ『暁』にも所属することになる。いわゆるコンテンツサポーターに出てくるような暁一般メンバーのようなもの。
その世界の「光の戦士」とともに戦うことも、血盟員として裏方に駆り出されることも、はたまた黒渦団での繋がりから双蛇党や不滅隊員と関わることもあるかもしれない。
本時空におけるメインジョブは召喚士で、不滅隊の召喚士部隊と作戦に参加する場合もある。ほかにも怪我の絶えない仲間のために幻術と占星術を学んでいる。魔法そのものはこの世界線でも大得意。
お人よしの性質はそのまま変わらないため、妙な依頼を受けては騙されて大変な目に遭うことも日常茶飯事である。
光の戦士ではない彼は非力であるぶん、「一人でなんでもはできないし、無理だと思ったら助力を求めたほうがいい」ということが分かっているだけにあまり無茶はしないし、できない。
そのため心の底に蓄積された負の感情というものはあまりなく、光の戦士としてイシュガルドに落ち延びもしないので、フレイに出会うこともなく「暗黒騎士」として生きることはない。
ルチェ・ウォード(Luce Ward)
元冒険者。環境エーテルを取り込みやすい体質を利用し、呪術士として戦っていた。しかし、突如体質が変化してエーテル酔いが頻繁に起こるようになってしまい冒険者を引退する。
その後は趣味の裁縫を生業とし、島で小さな服屋を営んでいる。セイアッドが女性的なラインの服に抵抗がないのは、彼女が息子をマネキン代わりにさまざまな服を着せていたため。
年齢不詳。家族ですら彼女の本当の年齢を知らない上、訊いてもはぐらかされる。
アウィル・ウォード(Awyr Ward)
ウルダハの豪商の元に生まれ、不自由ない生活を送っていたが、「いずれ商売をするなら広い視野が必要である」と考え冒険者となる。
剣術士として旅をしていた最中、魔物に追いかけられているルチェを守ったことをきっかけに二人旅を始める。次第にお互い惹かれあい結ばれた。
ルチェとともに冒険者を引退してからは、ウルダハにいたころの知識を活かして島の貿易の一翼を担っているほか、用心棒としても活躍している。
好奇心旺盛で疑うことを知らない子ども。
島全体を世界と見立てて冒険者ごっこをするのが日課で、そのたび生傷を作って帰ってくるため母に散々叱られていた。
ある日両親の武器庫に忍び込んでいたところ、触っていた魔道書とトパーズにエーテルが流入してしまい、そこで初めてカーバンクル・トパーズを召喚することになる。
以降は寝ても覚めてもカーバンクルと生活をともにして、相棒のような存在になっていった。そんな大事な相棒を寝ているあいだに下敷きにしていたことは一度や二度ではないが、カーバンクル側も諦めていた様子。
召喚のきっかけになったトパーズは宝物であり、冒険者となった現在もお守りとして常に持ち歩いている。
物心ついたころにはハイデリンの声が聴こえていた。
そして巨大なクリスタルと流星群を夢で見た日から『心の壁を超える力』が強く出るようになる。
力の影響によって人の負の感情を感じ取りやすくなり、時折それが黒いモヤのような形で視覚化する現象が起きていた。
当時は子どもであるがゆえに自他の境界線があいまいで、相手の悲しみを自分の感情として受け取ってしまうこともあって、次第に人の感情の変化や顔色を窺うようになる。
成長するにつれて『心の壁を超える力』の極端な発出は薄まったものの、幼少期から「自分が明るく振舞っていれば相手が不安にならずに済む」という経験をしてきているため、本心を隠して笑顔でいることが板についている。
庇護対象であり第二の心臓のようなもの。双子に何か起きようものなら水火も辞さない覚悟を抱いているが、当の本人たちはそれほど重たい感情を持たれていることは知らない。
暁のなかでは一番歳が近いのもあり仲が良い。サンクレッド、ヤ・シュトラ、ウリエンジェなどの大人組に対して「暁の年少組」という括りで扱われている。
ふたりの成長を見守る兄貴分として振舞ってはいるが、エレゼン族である双子に身長を抜かされる日のことを今から考えて悲しみに暮れていることは秘密である。
リムサ・ロミンサから旅を始めたため、初めて接触した暁の血盟員はラノシア周辺を担当していた彼女だった。
駆け出しのころから動向を見守られていたこともあり、姉のような母のような感覚を抱いているが、後者の発言をすると半殺しにされかねないため言わないように気を付けている。
口が堅いこと、達観していることから信頼を強く寄せており、何か悩みがあると大抵彼女に相談する。が、後ろめたいことがあるときほど全く報告をしなくなり、結果バレて説教を受けている光景がしばしば石の家で見られる。
イシュガルドでの旅路における、精神が極限状態まで追い詰められていたころの姿を知られている数少ない人物。
それだけに信用を寄せており、向かうところ敵なしの実力を持っていることもあり「自分が守らなくても大丈夫なもの」として精神的に寄りかかっても良いと思える対象となっている。
そのためか、彼相手だと年相応の行動や言動をとることが多く、ともすればアルフィノより子どもらしいと思われている。それが信頼の裏返しであることをエスティニアンだけが気づいていない。
南洋出身なこともあり、イシュガルド系エレゼン族の名前に馴染みがないため彼の名をうまく言えず、結果的にもろもろ略して「ニャン」という愛称で呼ぶようになった。
紆余曲折を経て和解し、今となっては自分の一番の理解者。とはいえ、相変わらず無理と無茶を押し通して本音を隠す癖そのものは変わっていないため、負の感情が強まったのを感知されるたびに怒られている。
ある日ひょんなきっかけで影身を常時具現化できるようになり、ミスト・ヴィレッジにある自宅にて同居生活を送っている。非戦闘時に具現化させた彼は戦闘能力を持たない魔法生物のようなものではあるが、自身を疎かにしがちな主に代わって家事をしてもらうことも。
元の「フレイ・ミスト」が享年25歳であり、セイアッドは20歳であることから、フレイからは手のかかる弟扱いをされている。しかしセイアッド曰く「自分が先にいて、影身としてのフレイは後から発生したのだから自分のほうが兄」ということで、「どっちがお兄ちゃん」論争が平行線のまま続いていたりする。
自分が「英雄」として扱われるようになるなか、「友」として接してくれた人。
事あるごとにキャンプ・ドラゴンヘッドへと顔を出すほどには懐いており、唯一自分の弱みを見せられる相手でもあった。
それが友愛か恋慕なのか分からないままに教皇庁での悲劇が起き、生まれて初めて復讐心と殺意を抱くことになる。これまでは人に望まれるまま、勝利を願われるままに敵を斃してきたが、「誰かのため」ではなく「自分のため」に人を殺す選択をしたのは、魔科学研究所における決戦が最初で最後だった。
以降は時折彼の墓を訪れては花を供えている姿が見られるが、吹っ切れているように見える笑顔は、オルシュファンの遺した「英雄に悲しい顔は似合わない」という言葉を守るために張り付けているだけのものである。
不俱戴天の敵だったはずの、初めて恋に落ちてしまった人。
最初はただ「訊くと答えてくれるのが楽しい」程度の感情だったが、ヤ・シュトラを地脈から救ってもらったことをきっかけに深く信用するようになり、次第に惹かれていった。
以降は彼が自分に何かを求めていることを感じ、その期待に応えるべく身体を蝕む光に耐えてまで大罪喰い討伐を成し遂げるが、結果光を溢れさせ失望させてしまったことが大きな心の傷となる。
彼に託されたあとも、本当に自分の選択は正しかったのか、彼が歩むべき未来ごと自分が潰してしまったのではないか、という後悔と自責の念を抱きながら、今も幻影の街へと足を運んでいる。
~1554
ルチェ、アウィル冒険者時代
セイアッドの両親であるルチェ、アウィルが冒険者として出会い、結ばれる。
1555
両親の冒険者引退
ルチェの体質変化(エーテル酔い)に伴い冒険者を引退。
帝国による三大州への侵攻が激化していたことから、遠き南洋の島にて隠居生活を送る。
1557
セイアッド誕生
霊2月13日、夜明けとともに誕生。
両親の冒険者時代、何度も月明かりに助けられたことから、
「暗い道を照らす月の光のような子になってほしい」という願いを込めて『月』を意味する名をつけられる。
1572
第七霊災の発生
1577
旅のはじまり
セイアッドが冒険者としてリムサ・ロミンサの地に降り立つ。
その後さまざまな活躍により、『光の戦士』として英雄視されるようになる。